中古品

中古だけど・・・と言って渡された。


ふつう、プレゼントって言ったら、新品。
中古でごめん、というのは当たり前のことかもしれない。
けど、私は新品よりも中古の方が好き。
誰かが足跡付けて行ったものが好き。


モノに人が呼び寄せられて、離れて行く。
飽きたり、用が無くなったり、もっと必要としている人が現れたり。
そして次の人がモノに呼び寄せられる。
そうやってモノに手伝ってもらって人がつながってくのは嬉しいことだね。


中古品だけでなく、私は貸した本がぼろぼろになって返ってくるのすら好き。
昔は、自分の貸したものに傷がちょっと付いてただけで怒るような、しょうもない子だった。
でも中学生のとき、大事にしてる本を大事に思ってる友達に貸した時。
ちょっとよれよれになって返って来た。
「もしかして何度も読んだ?」「いつもカバンに入れてた?」
って想像して少しうれしかった。
加えて、その本に表情が出た。
古びて、味が出て、文庫本のくせにちょっと偉そうな顔になってた。
あ、だからと言って人のものを積極的にぼろぼろにしたりはしてないよ。笑




思いがけず今日、3人からちょっと早い誕生日プレゼントをもらった。
くじら、かやさん、アサキ、ありがとう!
朝方は思わぬトラブルで驚いたけど。
今まで自分がこれだったのかぁ、と思うと身につまされるものが・・・