鉄コン筋クリート
鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)
- 作者: 松本大洋
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1994/03
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (207件) を見る
高校のとき大好きだった「鉄コン」が、とうとう映画になりました。
結果から言うと、★★★★★、すごい良かった・・・;_;
フラガールを超えたかも知れない。
上映中、涙でしゃっくり出ちゃったよ。
まず、原作の力。
松本大洋はやっぱりすごいと思う。
人の心の機敏の観察眼と、それを描く力があるのだと思う。
それはピンポンも一緒だけど、鉄コンではそれがもっと磨かれてなくて、ざらざらしてる。
その分痛い。
次、アニメーションの力。
この潮流が、宮崎アニメを超えられるんじゃないかってのは言い過ぎかなぁ。
スピード感もタッチも新しすぎる。
これを制作してるのがSTUDIO4℃ってとこ。
http://www.studio4c.co.jp/top.html
彼らがすごいのです。
最初に出会ったのは2〜3年前に観た「マインドゲーム」。
これが本当にびっくりした。
サイケデリックな映像の洪水で、つい上映中に「うわっ」とか声を出してしまうくらい。もはや怖かった。
手で顔を覆って、目を細めてスクリーンを観ながら、本気で最前列に座ったことを後悔しました。
上映終わっても、一緒に観に行った3人で呆然。
うまく言えないけど、それくらいエポックメイキングですごかったの。
その時から「これって松本大洋・・・?」って思うくらい絵とか雰囲気が似てた。
大好きな鉄コンがSTUDIO4℃にアニメ化されて良かった。
さいご、蒼井優。
いちばん難しいシロ役をここまで再現できるなんて、やっぱただ者じゃない。。
マンガのイメージ通りだったもん。
蒼井優のあの字も感じなかったよ。
いろいろ並べたけど、とにかく今観てほしい映画NO.1なんです。