コンビニで始めるアクアリウム。

コンビニで、魚を買いました。生きてる魚を。


深夜2時、ふと寄ったコンビニで。
ちらっと何かが、視界のはじっこで泳いだ。
へ?っと思って振り返ると、何と小ちゃな瓶に、小魚が入れられて泳いでる。
えぇ〜?!
コンビニで生き物売ってる!!
これ、どうやって運ばれて来たんだろ・・
買う人いるのかなぁ・・
それより、売れ残っちゃったらどこに行くんだろう。やはりゴミ袋?!
この小魚が捨てられないためには、もしかして私が買ってあげなくちゃいけないのでは・・?!


そんな変な使命感に燃え、とうとう買っちゃいました。
だって、バイトしたこともあるけど、コンビニの物の扱いって本当にテキトウだもん。
賞味期限が1分でも過ぎたら、即ゴミ袋行きよ。
最初は生き物を買う重大さに買うのを迷ってたけど、
昔見たその風景を思い出したら、思わずちっちゃな瓶をレジに持ってっちゃったよ。


そして1週間。
2匹(シオとコショウと命名)は元気にひらひら泳いでます。
いや〜、こんなに魚がかわいいとは思わなかった。
父の影響で、魚には恐らく人並み以上の愛着を持ってたけど、それは「食べられる魚」に関してだったから。
飼いたいと思ったことなんてなかった。
でも飼ってみるとですね、
夜寝てる姿とかにキュンとします。
ただ目を開けたまま水中にぽかんと浮いてるだけなんだけど。
とりあえず、寝てるという事実だけでびっくりするし、かわいい。
ずっと眺めてます。
すでに一瞬でシオとコショウの見分けが付くくらい。
あ、あとストレスがかかると体の色が変わっちゃったりするの。
普段はひれの辺りが赤いんだけど、これが白くなっちゃうの。
そんな繊細なところもかわいい・・・<3


ところで、何で業者が魚に大きなストレスをかけてまでコンビニなんかで売るかというと、もちろんきっかけ作りなんです。
これをきっかけにアクアリウムに興味を持ってもらい、他にもいろいろと買わせようという魂胆なのです。
その証拠に、買った時に付いて来た「説明書」は、説明書とは名ばかりで、ただのカタログでした。
グッピーとかミニふぐとかマリモとかがいっぱい載ってる。
「やっぱりか!!」と思ったよ、もちろん。
「そんなの分かってたよ、でも私はそんなのに乗らないよ、ただ売られてる2匹がかわいそうで救ってやっただけだよ」って。


そして、その2日後に私はエビを注文してました(笑)
しましまのエビ。小ちゃくてかわいいの。
だってさー、仲間がいた方が楽しいじゃん。
水槽の見栄えもするし。
もう、すっかり業者の思うツボです。
でも、エビの到着が待ち遠しい今日このごろなのです。