SAYURI
「日本はすべてが儀式だ」
「日常の事柄を楽しみに変える知恵ですわ」
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2006/07/05
- メディア: DVD
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綺麗な映像に、うっとりでした。”キレイ”でなく”綺麗”。
衣装も豪華絢爛。
役者も、ハリウッドスターを集めただけあってみんな演技がうまいし。
ただ、祇園に憧れる者(?)として気になるのは、
芸者は江戸での呼び名。京都は舞妓・芸妓。
あと、散々批判されてたように、全編英語であることかな〜。
まぁせっかく集まったハリウッドスターが下手な日本語を話すよりはいいのかな。
でもやっぱ、京ことばで観てみたい。
その土地のこころは、その土地のことばじゃないと表現できないでしょ。
それと、舞妓って身売りされてなるものではないと思ってたんだけど、どうなんだろ。
そういうのは吉原だと思ってたよ。
いちおネタもとは本物の芸妓(岩崎峰子)だし、そういうケースもあるんだろぅか。
けどネットで見てたらやっぱり、この岩崎峰子の体験は、SAYURIではかなり歪められてるらしいね。
これじゃぁ、映画観た人は「芸者の世界は、身売りされて来た子が、生活のために壮絶な女のいじめを耐え抜かなければいけない恐ろしい世界だ」と勘違いしちゃうよ。
岩崎峰子とか三宅小まめの本を読んだけど、そんなのとは程遠い雅な世界だったのに。
なんて文句を言いつつも、美しかったので許します!!