さいきんの事件に思うこと

ほんと、さいきんは怖いですね。
家族間のバラバラ殺人がつぎつぎ報道されて、ふいに道でゴミ袋見つけたりするとイヤな想像しちゃったりして。
でも、もっとイヤなのは報道!
立派なはずのコメンテーターが「気違いだ」「考えられない」って、人ごとのように言うのは問題だと思うのです。
家族が地域から孤立して、そこまで人を追いつめるものになってる。
自分の隣人がそうなってるかもしれないって考えたら、とても人ごとではないだろうにさ。
しかも、みんなその家族の異常なところを必死で探して、「こんな問題な家族だからしょうがないよな」って言いたがってる。
あんな形で噴出しなくても、たぶんどんな家族だって何かしら問題や確執くらいあるのは当然のことで、大事なのはそれにどうこまめに反応してくかってことだと思うんだけど。
事件の理由を必死に何かに押し付けてる人は、自分の家庭でも何かを見ないふりしてるんじゃないかと思っちゃう。
マスメディアにそこまで求めてもしょうがないのかもしれないけど、あんまりに見識の浅い報道を見ると、何だかやりきれない気持ちになるのです。