カメラ道

シナモンロール焼いた☆ちなみにこれが

さて、こっそり、ひっそり、何事もなかったかのように再開してみます。


今日は新宿にデジタル一眼レフのレンズを買いに行きました。


先週、「父親と一緒に使う」という約束で、父にカメラを買って来てもらったのです。
今年の夏に、お気に入りだったフィルムカメラContaxT2を海にぼちゃんしてダメにしてしまい、唯一手元にあるコニカミノルタのコンパクトデジカメDimageはというと写りがどーにもこーにも気に入らない。
これはまたフィルムカメラを買うべきか・・・と最近悩んでたんです。
そしたら先日、研究室の後輩がCanonEosKissDigitalを買ってて。それで撮ったポートレートが抜群にきれい!!
デジイチなんて、とても高価で手が出ない・・・と思ってたけど中古なら新品コンパクトカメラ程度のお値段で買えるとも教えてもらって、もう俄然デジイチが欲しくなって、「女子カメラ」なんつ−雑誌まで買って、myFirstデジイチを何にしようか悩んでたんです。
んで父に相談してみたところ、前述のような提案をしてくれて。
やったぁ〜〜♪♪と大喜びで、父に「NiconD40がいい!軽くて小さくて、機能も多すぎなくて使いやすそう!そしてレンズは初心者向けの標準単焦点レンズをお願い」と頼んだんです。


なのに!!
父が買って来たのはNiconD80+28~135mmズームレンズ・・・
お、重い・・・・でかい・・・・
こんなんとてもじゃないけど女子には持ち歩けないよ・・・
どこぞのカメラ小僧だよ;;
父は、絶対に父自身も使いこなせなさそうなすごいの買って来ちゃったのです。
確かに、ちょっとそんな予感はしてた。
昔からカメラ雑誌を読んだりするのは好きみたいなんだけど、いつも明らかに分不相応の高級カメラを買っては宝の持ち腐れにしてるんだよね・・・
まぁせっかく買ってもらったのだから文句ばっか言っててもしょうがない。
ボディはまぁいいとして、とにかくズームレンズがでかすぎる(肩にカメラをかけて歩いてると、若干視線を集めてる気すらする・・笑)ので、単焦点レンズを買うため新宿の中古カメラ屋へ。


中古カメラ屋って、中野のフジヤとか冷やかしで入ったことはあるけど、実際に購入目的で行くのは初めて。
狭くて怪しめの入り口にひるみつつ意を決して入ってみると、おぉ!ザ・カメラ小僧というか、カメラ中年たちがショーケースに群がってる・・・
何だか怖いっす・・・
知識がなさすぎて目の前に並んだレンズの違いもよく分からないままショーケースに張り付いてると、隣にいたカメラ小僧とカメラ中年の中間くらいの歳の人に話しかけられた。
「今なに使ってるの?」
「!! え〜と、(肩にかけたD80を見せながら)これです」
「へぇ〜〜で、どういうレンズに換えたいの?」
「えぇっと、今のレンズが大きすぎるので、単焦点の手頃なのを探してるんですがよく分からなくて・・・」
その後なんと15分ほど、レンズの違いを(恐らくカメラ好きからはあり得ないくらい)簡単なレベルから説明してくれ、ショーケースの中から手頃なのを選んでくれ、D80に付け替えた後の写りのチェックまでしてくれたのです。
しかも、私がその人が選んでくれたレンズのお会計を済ませている間に、気付いたら店内から居なくなってる。
あれ?!っと思って店の入り口の方を見ると、その人がかすかな微笑みをたたえつつエレベーターに乗りこむところで、「あ、ちょっとお礼を!」と思ってる間にそのまま行ってしまったのです。
それきり、私が店を出てもその人に会うことはありませんでした・・・。
なんだったんだあの優しい人は!!
私が右も左も分からないほどのビギナーでほっとけなかったのかも知れないけど、これはカメラ愛好者同士の自然な交流なんだろうか・・・。
カメラ道、恐るべし。